男性不妊とは

日本での不妊の定義は「健康な夫婦が避妊をしないで夫婦生活を送っているにもかかわらず、1年間妊娠しないこと」です。結婚や出産年齢が上昇している現代日本では、以前に比べ、社会的に妊娠しにくい状況と考えられます。

また、「不妊」という言葉を聞いて、女性の問題だと考える方が多い傾向にありますが実は、不妊の約半分は男性側にも原因があるのです。男性の不妊は、決して珍しい問題ではありません。

「自分はきっと大丈夫」と思っていませんか?4人に1人が精液所見が悪いのが実態なのです※1

男性不妊とは

※2010年時点のWHO基準に基づいた調査結果(ランダムに選んだ男性の「精子量」「精子数」「精子濃度」「運動率」などの数値が基準以下の割合 )
Tsujimura A, et al.Sexual Med 8(1): 21-29, 2020参照

男性不妊は珍しくない現在ですが、それでも「自分はきっと大丈夫」「まさか自分はならないだろう」と自分事化できていない男性が非常に多いです。しかしながら状況は深刻です。ランダムに選んだ男性の精液を検査したところ、4人に1人の割合で精液状態が芳しくないのです。

不妊の原因は

男性不妊の原因の第1位は、造精機能の問題です。

不妊の原因は

厚生労働省※2によると、男性不妊の最多の原因は造精機能の問題と言われています。簡単に言うと、精子の数が少ない、精子の運動率が低い、精子の奇形率が高いといったことです。

※2 厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業「我が国における男性不妊に対する 検査・治療に関する調査研究(平成27年度)」

加齢に伴って、精子も老化します。

不妊の原因は

精子が衰える原因の1つに年齢があります。30歳を過ぎたころから、活発な精子の数は減少すると言われているのです。また、20代から精子の老化が始まる人も少なくありません。男性の不妊症を防ぐためにも、若い頃から加齢に負けないカラダづくりに取り組むことが重要です。

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